登山の訓練には登山がいちばん!と何かに書いてありました。
あんなにつらかった登りなのに、またつらい思いをして登りたいのはなぜなのか・・・
自分でも不思議なんですが、
最近、考えることはいつも登山の事。(バイクの事も考えるけどね♪)
どうやったら、登りで長続きするんだろう・・・って考えたり、
縦走の夢を膨らませたりと~
自分の体力とは別に、山の魅力にハマっております♪
8月6日(木)の夜まで、週末に何をするのか決まってなかったのですが、
やっぱり登山ということになり、
行き先が 「 白山 」ということになりました。
相方さんが登りたかった山の一つです。
前回はテント場まで10分というということで、とても助かったのですが、
白山となると、テント場までは800メートル登らないといけないので、
数時間は重装備での登山となります。
うぅ・・・・ん、果たして登れるのか・・・でもがんばってみよう!!
そんなこんなで、7日(金)仕事が終わってからの出発。
急に決めたから、準備が大変!
あっという間に時間が経ち、結局20時の出発。
白山登山の入り口、一之瀬の駐車場までは約5時間。
福井県勝山市から白山公園線に入り、
相方さんがずーっと走りっぱで、日にちが変わって、午前1時に到着。
暗くてよく解りませんでしたけど、車が満車に近いくらいに止っていました。
朝の駐車場の様子。とっても整備されています。
やはり満車。超人気の白山です!

また3時間くらいの仮眠で前回の二の前のようですが、
朝5時始発のバスに乗りたいと相方さん。
でも、準備に手間取り、5時20分のバスになってしまいました。

30分くらいバスに揺られ、登山口に到着。
6時前。登山の開始です。

鳥居に一礼します。

すぐに大きな吊り橋があって通過しましたが、結構揺れてビビった><;
以前に土石流の災害で吊り橋が崩壊してしまったとのことで、新しく架け替えた吊り橋とのことですが、
シーズンオフになったら、橋板を外すそうです。

最初から石ゴロゴロの登山道、急登の場所もいっぱい・・・

でも、今回はずーっと一緒のペースで登れるように、最初から超ゆっくりペースで
あまり無駄に休憩するのはやめて歩こうと思ってました。
相方さんからも、前回の甲斐駒登山の時も最初のペースが速すぎて、
後でバテるんやって言われました。
今回は気を付けて登ります。
一時間ほど登ると最初の休憩所。おトイレもあって嬉しいです。
白山は、お水に困らないので、途中途中で冷たいお水を飲むことが出来て有難いです。
少し休憩をしてまた出発。

だんだんと登るにつれ、お花さんたちに出会います。
センジュガンピ


タマガワホトトギス

甚之助避難小屋に到着。最初の休憩所からこの場所までがけっこう長かったです。
でも、息をしっかりと吐くことに気を付けて登って、今までになく疲れの無い登りが
できているのを自分でもびっくりしながら、
相方さんにも 「今日は調子がええなぁ!」と言われるほどに、息切れせずに登れました。
久しぶりのザックを背負っての長時間の登り、今日は8キロ♪
相方さんが気を使って、自分のザックにいっぱい積めてくれたので、楽をさせてもらいました。

ここでも、冷たいお水をゲット。
室堂までは2.3キロとのことですが、私たちは近くの分岐点からテント場へと右折します。

別山が美しいです。

テント場までは細い登山道で、すれ違う時には大変ですが、
両脇にはお花がたくさん咲いているので、楽しみながら歩けました。
アップダウンもあまりなく、徐々に下っていくので嬉しかった~♪
そして、山荘らしい建物が徐々に大きくなってきます。

青空の下の緑と、相方さんの黄色いザックが映えてとても綺麗です。
ニッコウキスゲも咲いていました。

木道を歩いて、山荘の方へ。

少し登って、テントの受付をします。

山荘から少し登ると、テント場に到着です!!

石段の両側にはお花がいっぱい!!

振り返ると、エコーラインの登山道が見えています。

6時前に登り始めて、テント場に到着したのが10時。4時間かかりましたが、そう遅くはないタイムだと思います。
テントはとっても少なくて、まだ午後から混雑する予定とのことです。
テン場でも午後1時からビールを販売するとのことで、歩いて山荘まで行かなくてもよいので
ありがたいですね!
まだ設営場所は好きな場所が選べました。
お花がいっぱい咲いている場所をゲット!!
こんな絶景のキャンプ場で、設営代が一人300円なんですよ~!!
また絶対に来たいテント場の一つとなりました♪

テントの設営をして、11時前に室堂~頂上へと出発します。
でも、後で分かる事なのですが、テン泊の登山者は(健脚者以外)どちらかというと
ゆっくり目に登って来て、午後からテント場に到着するくらいで、
その日は登頂せずにゆっくりと体を休めて、翌日に朝早くから出発する行程で
登る方が余裕があってよかったとのこと。
睡眠不足で重装備で登って来て、テント張ってからの登頂は少し無理があることを
まだこの時にはあまり感じていなくて、ただ急がないと~って感じでした。
相方さん、持ってきたワインとお肉などを冷やすために川へ。

また山荘の前を通ります。

エコーラインを登って、室堂へ。
つづら折れのお花畑の登山道を歩きます♪
なんだか、空はうろこ雲のようで、初秋を感じます・・・

「 花の白山 」 と言われるのがよーくわかります♪
ニッコウキスゲ

ハクサンフウロ

ヨツバシオガマ

ミヤマアキノキリンソウ

シモツケソウ

こんな素晴らしい道を登るのは初めてです♪

見上げてもたくさんの花~
コバイケイソウ

見下ろすと、けっこう登って来ました。
山荘や歩いてきた道がずーっと見えます。

モミジカラマツ

右奥にはテント場も小さく見えました♪

最高です!!

ようやく稜線に出ましたが、一時間かかり、もう正午です。
もっと近いと思っていた室堂の建物は、まだまだ遠く
御前峰も遥かかなた、頂上に建つ鳥居もとっても小さいです><;

今から登頂して、テン場に帰って来れるのかどうかも、しっかりと把握せずに
地図もテン場に置いてきて、スマホも圏外・・・距離がわからなく、
さすがの相方さんもちょっと考え込んで、
せっかくここまで来たのですが、テン泊でその日に登頂するのは少し無理があったかもしれないと
いう結論に達し、ここで引き返すことになりました。
相方さんだけだったら速いので帰って来れたかもしれませんが、
ちょうど、左の方から灰色の雲が流れてきていることもあり、
断念したのでした。
私は立山しか登頂していませんが、相方さんは先日富士山も登頂しているので、
この白山も登頂したら、日本の三大霊峰を登ったことになったのですが、
次回に持ち越しとなりました。
私はというと、前回の甲斐駒登山に続いての途中棄権となってしまいました・・・
でも、今度は計画を立て直して、しっかりと登頂できることが判ったので、
楽しみに取っておきたいと思います♪

また今から、あのふもとのテン場まで帰ります。
イワイチョウ

ミヤマキンポウゲ

下りも早い相方さんは、川で足を浸けて涼んでおりました。
10秒も入っていられないほどに冷たい水~

ここで、相方さんのグローブがない事に気がついて、
少しあたりを探しましたが、どこにも見当たりませんでした。
多分、エコーラインの花畑に落としてきたのかもしれない・・・とのことでした。
グローブは余分に持ってきていないので、下山時にちょっと心配です。
実は、相方さん、ジンクスがあり、登山に行くとグローブを落としてくるんです。
唐松岳登山の時には、登山道で落として、頂上の山荘に届けてくれていて助かりました。
でも、他にも2回ほど忘れて帰って来ています><;
次回は気を付けないとね・・・怪我の予防が出来ませんしね。
テント場までの道を、今度はゆっくりと歩いて花の撮影♪

ハクサンコザクラ

アオノツガザクラ

コイワカガミ

ほんとにいっぱいの花~

テント場に戻り、少し遅めのお昼ご飯はカレーライス♪
室堂で何か食べるつもりでしたが、持ってきた食料でゆっくりといただきました♪

昼間はテントの中もモワ~っと暑いのですが、
睡眠不足と疲れもあり、しばし昼寝もしました。
お昼寝から起きると、カメラを持ってまたお花を撮影♪
ハクサンフウロ

ハクサンボウフウ

ミヤマタンポポ?

夕方少し涼しくなってきたら、テン場を少し散歩。
とても綺麗な炊事棟もあるんですよ♪
こちらはおトイレです。

こちらのおトイレは、事前に調べた口コミでは、汲み取り式で評判は今一つでしたが、
実際に利用させていただきましたが、ほんとにシンプルですが、お掃除が行き届いていて、
蜘蛛の巣とか虫の死骸とかはまったくなく、私としては十分にありがたかったです。
陣馬形山のキャンプ場のおトイレで、修行しているせいかもしれません^^/
そして、お待ちかねの夕食タイム♪
川で冷やしていたお肉とソーセージとワインで焼肉です♪

やっぱり、山の上での焼肉は最高♪
運んでくるのが一苦労ですが、その分とっても美味しく感じますね♪
午後5時にもなると、一気に気温が下がり、寒がりな私はダウンを着こみました。
そして、午後7時にはシュラフにもぐり、いつの間にか就寝。
相方さんは、夜中に出発して登頂して来ようかなと、準備をして寝たのですが、
午前2時頃に人の話し声で目が覚め、どうやら今からご来光を見に準備されている様子。
レインスーツを着て行かないとかなり寒いとのこと。
相方さんは、グローブを落としてしまったので、防寒出来ないと困るので、
登頂をすっぱりとあきらめて、また寝ました。
翌朝もとってもいいお天気♪
もう一日あれば、今から出掛けたい所ですが、
もう撤収して下山しなければいけません。
やはりテン泊登山は一泊ではもったいないという事を痛感しました。
前回のテント内の結露の経験から、シュラフカバーを付けて寝ましたが、
白山では、ほとんど結露がなかったので助かりました。

朝食を済ませて、撤収。
来た道をまた戻ります。
翌日も別山が美しく聳えておりました。

登山道のお花畑♪

下りも慎重に~

もうすぐ分岐点に到着~
たくさんの人が休憩してるのが見えます。
白山は登りやすい山ということで、小さいお子さんから年配の方まで来られています。
中には登山靴じゃなくて、普通のスニーカーの方や、若い女の子はビーチに来るような服装で
素足にビーチサンダル履きで登っていました。でも決してそんな楽な登山道ではないと思うし
怪我の元だと思うし、余分な疲労がたまると思いました。
ビーチサンダルの子がどこまで登ったんだろう・・・とずーっと気になりました。

名残惜しい、素敵な場所です♪


今回もお世話になったザックたち。

下りは、相方さんにどんどんと離されて、ソロ下山に等しい状況になり、
ようやく、ゴール地点のつり橋が見えました。

無事に下山でき、10分位待ってバスに乗り、駐車場まで。
勝山市で立ち寄り湯に入り、昼食を済ませて、
今日中にテントを洗って干したいと言う相方さん、急いで帰宅。
午後5時に到着してすぐにテントを出して、水洗いして干して、他のキャンプ用品もすべて
かたづけて、ひと段落。
今度はどこにテン泊するのか、とても楽しみです♪
でも、月末からの遅い夏休みが待っています。
予定では北海道ツーリングですが、なんだか台風が二つも日本に迫って来ています。
嫌な予感・・・
しばらくは天気予報とにらめっこが続きそうです。
ご訪問ありがとうございます♪

にほんブログ村

にほんブログ村
スポンサーサイト