原因が発覚!!
2ℓ入りのハイドレーションを相方さんが用意をしてくれていて
今回初使用のザックに入れて歩きながら水分補給できるという
優れものを持っていたのですが、
なんと、17キロも歩いたのに、袋の4分の3も残っていて
ほとんど水分を摂っていなかったことが判明!!
そんな水分の摂り方だから、体がもたなかったのだと叱られました・・・
自分では水分を摂ってたつもりでしたが、
もう岩を登る事が苦痛であったことで頭がいっぱいいっぱいだったようです><;
念願の涸沢カールをテントで過ごし、
夜中に風がテントを揺らす音で目を覚ましたり、結露の冷たさで
目が覚めたりと、ぐっすりとは眠れなかったのですが、
朝4時に起床したらまだ真っ暗・・・
でも、ぼちぼちと人が動いていて、テントもほのかな光が~
空を見上げると、満天の星空~
星が落っこちてきそうなくらいでした!!
美ヶ原の2000メートルでの星空も素晴らしかったですが、
それよりも300メートルも登った涸沢からの方が
より美しく、素晴らしかったです!
まったく、コンデジではボケボケですけど、
山小屋の灯りがとてもきれいで~

5時半にもなると空も明るくなり、
みんな、モルゲンロート現象を見るために岩に座って待ちます。

私たちも、現象が始まる前に
雑炊を食べて、卵焼きをして、ウインナーを炒めて食べました。


山を背にして食べて、何気なく振り返ったらすでにモルゲンロートが・・・
写真でしか見たことのないこの現象をこの目で見れて
感動・感動・感動!!!


ほんの短い時間でしたが、がんばって登ってきてよかったと
再度感じることができました^^/

6時半には、この青空と素晴らしい穂高連山。


この時間になると、この涸沢から北穂や奥穂に登る人たちが出発し始めて
見上げると、天に向かって登山道が見えていて、もうすでに登っている人の
赤や黄色のリュックが小さくなって動いています・・・
私も、この涸沢から北穂に登ることが夢ですが、
この体力では、まだまだ来年以降です・・・
相方さんは、登りたそうに見上げておりました。
結局、6時には出発しないと~と言っていたけれど、
7時過ぎの出発となってしまいました。
涸沢小屋と涸沢ヒュッテに別れを告げて~

最初は来た道を帰る予定でしたが、
相方さんが、帰りも同じ道を歩くのはおもしろくないから、別ルートを帰ろうと
言い、そのルートはパノラマコースで距離も短いから早く平坦な道に戻れるとのこと。
でも、パノラマコースの入り口に、アップダウンが激しく、鎖場も多いので健脚者のみ。
初心者は通行不可能と書かれた看板が~
登山地図にもそのようなことが書かれてましたが、
たいしたことないさ!と言われ、
少し不安ながらも、下りは膝が痛くなるから、あんなに歩かなくてもいいのなら
アップダウンがあっても下りは下りだからいいかも~と
後をついていくと・・・
どんどんどんどんと登りになるじゃないですかぁ!!
そして、
それも、崖っぷちに細ーい登山道が・・・
私、下りたいのに、なんでこんなに登るのよ・・・



振り返ると、こんなに登ってきてます・・・
あの赤い屋根から降りるはずが・・・

でも、カメラを向けられるとこの通り(笑)

結局、こんな険しい登山道をひたすら・・・
デカいザックを背負って、
次から次へと危険な個所が現れるたびに
「うそぉ!こんなん無理!!」「行きに登った道の方がよかったわ

ぶつぶつ言いながら、もう引き返せないのも判っていたので
覚悟を決めて進むしかありませんでした・・・



ハッキリ言って、
とっても危険・・・
一瞬でも気を抜いたら・・・
最初で最後のパノラマコースでしょうね・・・

下るはずが、
どんどんと高度を上げて、
2400メートル・・・

とうとう尾根に出ました・・・
もう2500メートル・・・
次の日も登ってしまいました(笑)
でも、
それが、
今まで見たこともないような絶景でした!!

北穂を望遠で~
頂上には山荘もうっすらと・・・登山道もくっきりとジグザグが・・・
いつか登りたいなぁ


そして、右の方を見ると、なんと槍ヶ岳がそびえ立ってました♪

望遠で~

穂高連山を眺めながら、しばらく尾根を歩きます。
槍ヶ岳が少し近づいて来ました。
ふふふ・・・

この尾根まで1.4キロ???
うそぉ!!
もっと歩いたような・・・
ヒュッテからきっちり二時間かかりました・・・
普通は1時間少しだそうで・・・
登って下って、ロープで登って、ロープで降りて
あんなに大変なのに、一時間で来れるの??だそうで


そして、ここから4キロの下りで、新村橋まで。
この下りが、下りなのに大変で大変で・・・

最初はお花畑の中を下りながらの少し楽しい時間。




しばらくすると、岩下りが待っていました。
そして雪渓が見えます。

パノラマコースから登る人の為に岩に矢印が・・・

このコースから登って来たらかなりの急登になります。
実際にこのコースから登ってきた方たちとすれ違い、同じ場所で休憩して
少しお話をしましたが、かなりしんどそうでした・・・
「もう引き返して、徳沢で一泊しようか・・・」と言ってましたよ!
でも、引き返すのもまた大変な道でした・・・
そして、最後になだらかな道になってからも、長い長い砂利道が続き、
やっとの思いで「新村橋」の道しるべが見えました


なんと、尾根からここまで4時間もかかりました・・・
橋を歩いて行く相方さん。

橋を渡って、振り返ってみると、
右端の山の左側の尾根から降りてきたんだとわかると、
また感動・・・

最後の力を振り絞って橋を渡る私・・・
よろよろです・・・

橋を渡り切ったら、徳沢まで20分。
歩いていると、なにやらふわふわしたものが・・・
おサルさんです。
人間が歩いていても全然逃げずに、知らんぷりしながら親子でノミ取りに夢中。

目があっちゃったよぉ


徳沢に到着したのが午後1時半。
ここでやっと昼食。
カレーライスとうどん。そしてまた美味しいソフトクリーム。
相方さんは生ビールを・・・
そこからまた一時間かけて明神へ。
そしてまた一時間かけて、上高地バス停まで。
最終の上高地からのバスが5時。
間に合わなかったら、バスの切符買ってあるけどタクシーで「あかんだな駐車場」まで
戻るしかないって、半分あきらめながらも
徳沢からの6キロの道を最後の最後の力をふりしぼり、
なんと4時ジャストのバスに一分前に到着し、
出発寸前に乗れました

結局、早く下山できると思ってパノラマコースを選びましたが
険しいコースだったため、
行きと同じ時間だけかかっちゃいました・・・
健脚じゃないのに選んでしまったけど、
私としては、貧脚なのによくがんばったと自分を褒めたい!!
同時に、体力づくりをしなさい!!ですよね><;
一泊でしたが、
長ーい長ーい涸沢の、そしてとっても素晴らしい絶景が見れた
涙と汗と感動の登山でした!
ご訪問ありがとうございます♪

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